KOBE & OSAKA
2011/07/07 | CATEGORYS WORK
吉田です。
もう7月ということで、毎日暑いですね。。。
先月の話になってしまいますが、
兵庫・大阪に出張に行ってまいりましたのでそのご報告を。
京都観光が好きでなので関西方面には個人的によく行っていたのですが、
仕事で行くのは初めてです。
近畿の大学図書館ネットワークが行う研修の一環として、
静岡の高校の件に続き、分不相応なことに講師として呼んでいただきました。
僕自身、名前が知れている有名制作者でもなければ
世間一般の方が誰でも知っているような案件を手がけてきたわけでもなく、
講師として大学や図書館関係の講義を数多く経験しているというわけでもありません。
今思えば、よく呼んでいただき、よく決定していただけたなと思います。
相手からすれば、写真や映像、広告デザイン等をやっているとは言っても
所詮無名で市井の1フリーランサーでしかないので、
今回の講義のメイン講師であるNさんのキャリアと説得力に大感謝です。
そんな自分がただ喋るだけでは「・・・で、お前は誰なんだ?」となってしまうと思うので、
一つ身近な制作事例をお見せしたいということもあり、
神戸の大学図書館の方にご協力いただき図書館の紹介映像を撮影しました。
撮影は2日間ある研修の前日に行い、その晩に大阪に移動。
その日の夜中と1日目の研修後の夜にホテルに籠って編集しました。
1日目の研修は図書館・教育以外の業界の人間が考える企画の着眼点や考えの進め方についての講義を行い、
自分は主にその様子の撮影。
午後に行われた各図書館のポスターのデザイン講評では自分も現場の人間として気付いた点や
生意気にもアドバイスなどさせていただきました。
全11大学のデザインを見させていただいたのですが、
細かく色々言わせていただいたものの、1番大きな違いは「好きかどうか」ですね。
「好き」>「嫌いじゃない」>「仕事の一つ」
というような関係がそのまま作品の出来に表れていると思いました。
興味を持てば試行錯誤するようになり、
フォントひとつとってもゴシック系がいいのか明朝系がいいのか両方置いて比べてみる。
色もいくつか組み合わせを見てみる。
それだけで随分違いが出てくると思います。
その後はグループ研修に。
グループ研修のテーマは「図書館ブランディングの構築(図書館改善提案)」。
受講生は近畿地方の名だたる有名大学図書館勤務の41名。
高校2年の時点で試験勉強を放棄した無学の自分がアドバイスなどオカシイとは思いますが、
外の業界の人間としての気付きなどを伝えるため各グループを回らせていただきました。
2日目に行われる発表の下地を作って1日目は終了。
終了後に懇親会を開いていただき、
受講生の方々からポスター講評についての質問や改善案でのアドバイスを次々に求められ
皆さんの熱意と、自分がやってきた経験が誰かの役に立つ喜びを感じました。
普段は実感しづらいことなのでそれだけでも気分が盛り上がり、
その勢いでその日は朝まで編集作業をしてしまいました。。。
2日目。
早速、神戸で撮影させていただいた映像の編集版を上映。
「今まで影の薄かった講師が何やら映像を作ったらしい」という話も広まっており、
撮影で協力していただいた大学図書館の方も運営委員や受講生としてその場にいたため、
非常にハードルが上がっているのを感じて正直足が震えました。
何年やっても、自分が出したものを相手に見てもらう瞬間の緊張感には慣れません。
結果、温かいウケをいただき一安心。
上映会場の都合で音があまり大きく出せなかったので、
音をメインにした構成のミスを反省しましたが、
協力いただいた大学図書館の方には物凄く喜んでいただき、
それだけで報われた気分でした。
1を頼まれ、1.5をやったら、2喜んでもらえた。
というような感じで、こういう瞬間は制作をやっていて一番幸せな気持ちになれます。
映像は大学のオリエンテーション等でご利用いただけるとのことです。
学生さん達も出ているのでwebサイトへのアップは基本的に難しいと思いますが、
もし許可が下りればここでもご紹介したいと思います。
疲労はありましたが、もの凄く充実した研修でした。
関わる全ての方に感謝したいと思います。
ありがとうございました!
ではまた!
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【今日の写真】VS
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