CM

2011/06/14 | CATEGORYS WORK 

吉田です。

今日は涼しくて快適ですね。
僕は高脂肪体なので暑いのは苦手です。

さて。
そろそろお仕事に触れないと、
実は何もしていないんじゃないかと疑われる頃だと思いますのでお話いたしましょう。

僕のサイトを見ていただいた方は分かるかと思いますが、
ご近所の皆さんに高確率でニートだと思われている身分でありながら、
有り難いことに講師として呼んでいただける仕事もしていたりします。

高校生が自分の通っている高校についてのCMを制作するという授業の中で、
こういう役割分担で、こうやって撮ってみたら面白いんじゃないかというようなことを伝えて
サポートするという役割。
去年初めて担当したのですが、
これが生徒達、先生方から高い評価を受け今年も継続してお呼びいただくこととなりました。

実際の制作では5〜6名1組のチーム毎にハンディーカメラと三脚を貸し出し、
各々が決めた役割でチームとして1本の作品を制作。上映して投票により順位を決め、講評を行うという流れで、
計5時間ほどのロングロング授業になります。

これを当日いきなりということだと、生徒達も何から手をつけるか分からないと思われるので、
事前授業として、ちょっと静岡まで新幹線を走らせて説明に行ってきました。

今日はその話。
前置きが長くてすいません。

去年も同様に事前授業をやらせていただいたのですが、
その時はどちらかというと「やってみせる」形式だったものを、
諸々の反省点から今年は「やってもらう」という形式に変更しました。

1つテーマを与えて、そのテーマをどのように1カットで表現するか、
チーム事にこちらで監督と役者を指名して、実際に演出と演技をしてもらうことに。

例えば、「喜怒哀楽」のどれかが表現されている1カットの映像を撮る。
喜んでいるということが第三者から見て伝わるようにするにはどうしたらいい? と。
(機材が実際の実習で使うものではなかったのでカメラマン役は僕がやりました)

監督も役者もこちらでランダムに指名しているので、
「分かりません」「やりたくありません」という魂を打ち抜かれるような有り難いお言葉もいただけましたが(笑)
概ね非常に積極的。
目の前で監督と役者の熱いディスカッションが展開されたり、
カメラマン役の僕が「分かりません」と言いたくなるようなカメラワークの指示が出てきたり、
非常に・・・非常に熱い授業となりました。

高校生の頃、
文化祭で「映画撮ろう」とダメ元で提案して、まさかの採用をされた時のことが思い出されます。
当時の自分は部活もやらず授業も半分寝てる、争わないが言うことは聞かないという、人望の無いガンジーみたいな生徒でした。
そんな人間がいきなり表に立つことになった経験で得た「形の無い何か」が今の自分の骨格になっている気がするので、
将来制作の仕事をするということでなくても、この実習を通して何かを得てくれたら嬉しいと思っています。

普通にサラリーマンをやっていたら、30歳の今、年齢が一回り下の相手と真剣に向き合う機会は無いと思うので、
こういう機会がいただけることは本当に有り難いことだと感じています。
エネルギッシュに、損得の感情抜きにぶつかってきてくれることなんてこの年齢になると中々無いものです。
この年齢になると、もうギルガメッシュですから。

実習本番は今月19日。
生徒の皆のスイッチが入る瞬間を目撃出来ることを期待しています!

ではまた!

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【今日の写真】SHINSEKAI

photo15 CM

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